稲森康利ジャズ講座『ザ・ジャズ・コード』第11回2013/04/14 14:55

稲森康利ジャズ講座『ザ・ジャズ・コード』第11回  2013.4.14

「ザ・ジャズ・コード」最終章“コンピング”に入って2回目の今回は、ちょっと寄り道してマーク・レビン著「ザ・ジャズ・ピアノ・ブック」Chapter21コンピングを稲森先生に解説していただきました。コンピングの初心者が陥りがちな点とその修正法、どのくらいリハモナイズできるかについての具体的なガイドライン、器楽奏者の伴奏とボーカルの伴奏の違い、など実践的な内容でした。ウィントン・ケリー、ハービー・ハンコックといったコンピングの名手が演奏するCDも紹介されています。

中央アート出版社発行のマーク・レビン著「ザ・ジャズ・ピアノ・ブック」は、英語の原本と翻訳小冊子がセットで販売されています。発売は1998年4月。早いものでもう15年前になります。当時アメリカで大評判だったこの本を、稲森康利先生の弟子で英語の得意な人たち3名が訳し、稲森先生が監修して出版しました。日本の学習者には説明が必要なところは稲森先生が解説を書かれています。現在、書店では入手しにくくなっていますが、イナモリ・メソッド研究会にお申込みいただけばお届けできます(少々日数がかかりますがご容赦ください)。

次回はいよいよこの講座の最終回。モードのコンピングです。

文:茂木


講座テキスト:『The Jazz Chords』ザ・ジャズコード

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