『ジャズ理論』第7回2014.1.192014/01/23 22:08

稲森康利ジャズ講座『ジャズ理論』第7回 2014.1.19

今回の講義は、「リズム」「楽曲の構成」について学びました。

「リズム」については、「わかりやすい音符の書き方」から始まり「リズムのバリエーション」へと講義が進められました。
記譜法は奥が深く、楽典書を一度ひもとくことを勧められましたが、
①丁寧に
②直感的に音の長さが解読できるように整理して
③小節内のSやWの位置、あるいはアクセントの位置を明確に
④イマジング・バー・ラインの扱い方
等、ポイントをわかりやすく教えていただきました。
わかりやすい記譜法は、初見で演奏する際、如実に演奏の質となって反応するものであると実感しました。
明確で直感的に奏者に訴える記譜法を体得したいです。

次に、リズムのバリエーションでのエクササイズでは、自分のリズム感の無さを痛感しました。
ごく単純なリズムパターンを8分休符ずつ後にずらしてもとにもどるリズム・バリエーションを声に出して歌いました。
何度もやり直しとの指示があり、なんとか最後までたどり着きOKをいただきましたが、練習せねばと強く感じました。

そして「楽曲の構成」は、「スタンダード・ナンバーの形成」「構成とコード・プログレッション」について。
A →A’→B →A”
A →B →A’→C
それぞれの構成を説明いただき、上記2つの形式でできている曲を演奏していただきました。
その後、実際に各自課題曲を分析し、添削していただきました。

ジャズ理論の講義もさることながら、本講義の醍醐味はやはり稲森先生の生演奏です。
今回は、
Mollie Darlin'
I'm in the mood for love
Once in a while
Everything happen to me
Deep purple
Embraceable you
Pennies from heaven
7曲も聴くことができて至極の幸せでした。

レポート:山田亜由美

稲森康利ジャズ講座『アドリブ講座 FirstStep』第3回2014/01/30 21:20

稲森康利ジャズ講座『アドリブ講座 FirstStep』第3回  2014.1.26

アドリブ講座第3回(最終回)は、「枯葉」を題材に講義が進められました。
ずばり、アドリブが上達する方法とは?
①フレーズを覚える。
②覚えたフレーズを移調して弾けるようにする。
の2点だそうです。
①について、短いフレーズでもよいのでとにかくたくさんのフレーズ覚えることが重要とのことでした。
アドリブ講座で使用したテキストの「First Step」では、
4小節のフレーズが
Jazz Phrase A (Cm7 - F7alt - B♭M7 - E♭M7)10パターン
Jazz Phrase B (Am7(♭5) - D7alt - Gm7 - B♭7)16パターン
掲載されています。
②について、最低3つのkeyで弾けるようにすることを勧められました。
Cのkeyであれば、D♭ D
B♭のkeyであれば、C D♭
のように半音、全音あげていく方法です。
テキストの学習法では、C F B♭ E♭ A♭ G の比較的簡単なkeyへ移調するようにとの記述があります。
今回、購入させていただいた「First Step」は、私の宝物です。
Pink Small Pig(F Blues)
In The Groove(B♭ Blues)
Summertime
Autumn Leaves
Watermelon Man
CDと一緒に演奏し、楽譜全体を暗譜、コード進行の分析、リード・シートの記憶、そして、アドリブが上達する方法①②を上記5曲で実践して自分のものにしたいです。
レポート: 山田亜由美