木下有子ライブin町田 ― 2017/05/22 22:42
5月18日、町田のInto the blueで木下有子さんのライブを聞いた(21時からの部)。彼女の演奏を聞くのは、ほぼ20年ぶりだ。当時からセンスのよいアレンジをする人だった。メンバーはピアノ木下有子、ギター筒井裕之、ドラム関口宗之。木下さんはこの日、鍵盤ハーモニカやボーカルも披露した。Bluesetteやリベルタンゴでは鍵盤ハーモニカを多用した。もともとシールマンスのハモニカ、タンゴのバンドネオンによる曲だけに音色はよくフィットする。木下さんは鍵盤ハーモニカを抱えるとほんのり幸せそうな表情になる。オルガンも弾く方なのできっと減衰するピアノの音とは違うこういった音が好きなのだろうと思う。ビートルズのエリノア・リグビーでは、ベースがシャッフルのようなちょっと変わったリズムを刻む。筒井さんはジャズをフラメンコギターで演奏した。たたく音、かき鳴らす音などフラメンコの奏法も取り入れていて新鮮だった。また、木下さんはRibbon In The Skyを英語で、演奏の最後にはちょっとジャズハーモニーを取り入れてBeginの「海よ空よ」(auのCMソング)をまろやかな声で歌った。カラフルでどこかポップな楽しいライブだった。
演奏後に少しお話しできたが「ハーモニーの根底は稲森先生なんです」と話された。稲森康利先生に学んだ人たちが活躍されている。稲森先生もきっと喜んでおられることだろう。(茂木千加子)
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