東京本部第2回研究会2019/09/17 21:56

昨年末に開催して以来、すっかり間があきましたが9月14日(土)14時から第2回研究会を行いました。参加者は稲森訓敏先生、高石龍さん、O氏(`抜け出して'参加のため氏名伏せます)、茂木の4名でした。

稲森訓敏先生の「メジャーマイナー理論」、今回は具体的にどのように音を組み立てて行くか解説していただきました。メジャーはLydian、マイナーはAeorian使用。付加音を加えた3度、4度、2度重ねの和音とその転回型。しかし開離配分の転回となると難しい...どうやら個々のセンスの問題となるようです。CDでクレア・フィッシャーの「When You Wish Upon A Star」を聞かせていただき、訓敏先生のアレンジ「きよしこの夜」も披露していただきました。いろいろな実例をよく観察すれば理解につながるかもしれません。訓敏先生のメジャーマイナーによるアレンジを入手できます(会員限定配布)。お申込み:inamorimethod@gmail.com

昨年、九州支部の研究・懇親会で深町善久さんが「ジャズピアノスタンダード」から「My Foolish Heart」を分析されましたが、メインの発表内容が興味深いので、今回、紹介させてもらいました。それは「ドミナントセブンをディミニッシュと捉え、Drop2する」という内容です。Dominant7→Diminishはdrop2の他にもバリエーションがあり、発展的に研究する価値がありそうです。

私の研究発表としては、「My Foolish Heart」のイントロに使用されているsusコードについて述べました。Sus4のコード表記を6つ挙げ、それらのVoicingを示し、「My Foolish Heart」のイントロでどのように使われているか説明しました。また、「My Foolish Heart」は1999年に出版されたアレンジのほかに、1982年発行の初版に掲載されたアレンジがあり、これら新旧アレンジを比較しました。旧アレンジも切なさがにじむような素敵なアレンジです。コード進行はほとんど同じですが、新アレンジにはsusと4thコードが多用され、これにより哲学的ともいえる雰囲気を醸しています。

高石さんは、最近、合唱曲を出版されたので、YouTubeにアップされた混声合唱を聞かせていただきました。作品には稲森康利先生の「イントロ&エンディングの技法」からコード進行を取り入れた個所もあるとのこと。コチラ 
O氏には業界の裏話なども聞かせていただきました。
話がつきず、延長して17時半すぎ解散。       (レポート:茂木千加子)

東京本部研究会2019.9
           高石龍 稲森訓敏 茂木千加子(O氏撮影)

今回の発表内容の資料・録音を入手できます。お申込みは研究会まで。

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