「ジャズキッズ①説明会」を開催しました2023/07/31 21:29

「ジャズキッズ①」の説明会を7月29日(土)にzoomで開催しました。
この本は、2011年3月の発売以来、多くの教室で使われてきました。出版の都合で入手できない期間もありましたが、昨年12月からはダウンロード版の発行を開始しました。

今回の説明会は、この教本をこれからどんどん活用していただきたい講師のかたたちにご参加いただきました。

ジャズキッズ①は、小学生もあまりピアノ経験のない大人の方もジャズ演奏ができる教本です。音源付きなので、まず模範演奏と一緒に練習し、弾けるようになったらドラム・ベースと合わせて演奏を楽しめます。
また、巻末にジャズ演奏に欠かせない知識が掲載されていて、コードや音程を鍵盤上で習得できるようになっているのもこの教本の特徴です。

説明会では、この本の使用法の説明のほか、すでに教本を活用されている方たちからどのように使用されているかお話を聞かせていただきました。
それぞれの教室の状況により、いろいろな使い方ができる可能性があるのもこの教本の魅力です。

        ↓ 著者の稲森康利先生とジャズキッズ①➁


教室のブログやホームページにジャズキッズ①紹介動画を貼り、生徒募集にお役立てください。 ジャズキッズ①紹介動画

お問い合わせ
inamorimethod@gmail.com
070-5550‐6737

アナライズとリハモナイズ2023/05/28 16:13

グレード審査勉強会 2023年5月7日(日)15時30分からZoomで開催。

今回の勉強会のテーマは、「アナライズとリハーモナイズ」。

アナライズについては、小山大宣の「Jazz Theory Workshop初級編」に取り上げられている内容を検討した。
この本はマイナーkeyのダイアトニックコードをまとめて詳しく解説していることに注目し、最後に巻末のMistyアレンジ譜の分析内容を検討した。

リハーモナイズについては、稲森康利先生の著書ImprovisaitonWorkshop D.Ellingtonから「In A Sentimental Mood」を取り上げて、リハーモナイズのさまざまな可能性を検討した。

◆使用した参考資料
「ImprovisaitonWorkshop Duje Ellington 」稲森康利著
「Jazz Theory Workshop初級編」小山大宣著


セロニアス・モンクについて2023/02/10 17:36

グレード審査勉強会 2023年2月5日(日)15時30分からZoomで開催。

今回は、セロニアス・モンクの演奏について、主に「ブルースブルースvol.1」を使用して検討した。♭5やホールトーンスケール、2度音程の多用など、彼の個性的な演奏内容を「Ba-Lue-Bolivar Ba-Lues-Are」のコピー譜によって確認した。また、YouTubeに掲載されているモンクの演奏を数曲、zoomの共有を使って実際に聴きながら検討できた。

◆使用した参考資料
「ブルースブルースvol.1」稲森康利著 
「The Jazz Theory Book」マーク・レビン著


「短9度」と「sus4」2022/10/12 21:19

グレード審査勉強会 2022年10月9日(日)15時30分からZoomで開催。

今まではグレード課題曲を取り上げて検討してきたが、今回は趣向を変えて「短9度」と「sus4」について参考資料を集めて検討した。
参照した資料は次のとおり。

リードシート奏法vol.2 稲森康利著
リードシート奏法vol.3 稲森康利著
Jazz Theory Workshop 中・上級編 小山大宣著
The Jazz Piano Book  Mark Levine著
The Jazz Theory Book  Mark Levine著

避けるべき不協和音とされる「短9度」も実際には使用される場合がある。その使用例を検討した。
また「sus4」のトラディッショナルな使用法と、それ以降のsus4についていくつかの資料に目を通した。

「The Windmills Of Your Mind」と「What Kind Of Fool Am I」2022/06/15 17:13

グレード審査勉強会 第2回 2022年6月12日15時30分からZoomで開催。

前回に続き、5グレード課題曲から次の2曲を取り上げ詳細に検討しました。
過去の受験者の演奏についてあらかじめ各自が審査員としてコメントを記入、当日これについて話し合うかたちで行いました。

*The Windmills Of Your Mind(リードシート奏法②)
このルグランの曲はユニークな構成で、それをどのように捉えるかはなかなか難しく、審査会のメンバー内でも異なる意見がありました。
*What Kind Of Fool Am I(ポピュラーピアノ奏法⑤)
このアレンジにおいては、技術的に難しい下行パッセージの仕上がり具合がひとつのポイント。また、たっぷり歌い上げるための細やかな配慮も必要。

<報告>コロナの影響でオンラインによる受験と審査が増えたため、2022年3月から審査用紙への審査員認印は廃止しました。

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