20251130 勉強会レポート2025/12/15 11:47

11月最終日である30日に、ZOOMで定例の勉強会が行われました。 
11月回は長野センター教室の間島が「適切なハモナイズ及び適切な内声の連結(またはクリシェ)」と題し、研究発表しました。 

どのようにコードトーンを配置し、どのように音を連結させていくと、良いサウンドが作れるのか、「不思議の国のアリス」「It Could Happen To You」「Smoke Gets In Your Eyes」の3曲において自身のアイディアを譜例にて提示しました。 
また、実例の考察として、ビル・エバンスの「Green Dolphin Street」と、稲森康利先生の「For Heaven‘s Sake」(Jazz Piano Standaardより)を挙げその工夫を見ました。 

自身の譜例において、 配置は、
○コードトーンをなるべく重複させない
○倍音列を踏まえ音の間隔を考える 
以上2点に注目しました。(※ベースがいる場合の想定として、ルート音は抜いて考えました) 

連結は、有効なカウンターライン、いわば内声に美味しい流れを作れないか探究しました。 

譜例を書くにあたっては沢山考え、推敲もして、ベストを探しました。ベストを瞬間で、即興的に引き出すまでには鍛錬が必要ですが、ジャズレフトハンド定型頼みではなく、一段洗練されたサウンドを弾くために、こうしたことを常々考え、探求することが大事だと思いました。


長野センター教室
間島佳代子



九州支部懇親会 2025.11.302025/12/01 22:56

11月30日の日曜日、飯塚市の B-spot にて、イナモリ・メソッド研究会九州支部の 第3回Workshop を開催しました。

今回は、昨年ご逝去された 松宮先生の一周忌として開催。
カウンターの特等席には、先生の席がそっと用意されていて、温かい思いに包まれながらのスタートとなりました。
2025.11.30九州支部懇親会1

今回の講義は深町さんが担当。
テーマは 「テンション・リゾルブ」。

稲森康利先生のロングセラー著書『ジャズピアノスタンダード』に掲載されているテンションリゾルブの箇所を抜粋し、より深く分析して解説してくださいました。

しかもただの理論解説ではなく、ジャズピアノ学習者が 実際に弾きながら理解できるように、練習エクササイズとして譜面を分かりやすく作成してあり、とても実践的!🎹✨
2025.11.30九州支部懇親会3

ポピュラーピアノテキスト『リードシート奏法 1・2』の後半にあるエクササイズと同じ形式なので、自宅での練習にもそのまま使えて、とても便利です。(この形式、レッスンでも本当に役に立っています)

講座の途中も終了後も、テンションリゾルブに関する質問が次々と飛び交い、皆さんの「もっと知りたい!」という熱気が伝わってきました。
ジャズ理論のディープな話題にも、参加者の皆さんは興味津々で聞き入っていました。

講座後は恒例のセッションタイム。
参加者全員で演奏を楽しみ、とても賑やかな時間に。
2025.11.30九州支部懇親会2

今回の参加メンバー
会員:深町さん、木下(2名)
サポートミュージシャン:田代さん(Bass)、小園さん(Drums)
セッション参加者:5名(Sax 1名 / Drums 1名 / Vocal 3名)

合計 9名 の参加となり、今回も充実したWorkshopとなりました!

次回もさらに深く、楽しく学べる場にしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

レポート:木下進

藍沢栄治さんとセッション 2025.9.282025/09/29 18:39

9月28日(日)15時30分から、イナモリメソッド研究会会員、勝知代さん、木村まり子さん、高石龍さん、茂木が研究会東京本郡に集まり、ベーシストの藍沢栄治さんとのセッションを行いました。
メールや電話で連絡をとってはいても、実際に合う機会はなかなかなく、本当にに久しぶりにお話しすることができて楽しい時間を持つことができました。
次回は半年後にと考えています。コロナ感染で欠席となった大角浩司さんはじめ今回ご参加いただけなかった方たちも、次回はぜひ!(東京本部 茂木)

※木村まり子さん
皆さんの演奏を聴かせていただき、大変勉強になりました。
なかなかメソッドの方とお話する機会が無く
今日はこのような場を設けていただき有り難く思っています。
また 参加させてくださいませ。
演奏曲:I'm Getting Sentimental Over You、Shiny Stockings

※勝 知代さん
素晴らしいベーシスト、藍沢栄治さんとセッションをさせて頂けて、とても幸せな時間を過ごす事が出来ました。
また、皆様の演奏を拝聴させて頂いて、いろいろな曲の弾き方を学びました。
一人で練習すると、ジャズのビート、呼吸、息吹を感じなかったのですが、藍沢さんにベースを弾いて頂いたおかげで、魔法にかかったように、音楽の深い別世界に連れて行ってもらえました。
この機会がなかったら、稲森先生に教えて頂いた事を踏まえて、自分でアレンジもしなかったですし、頑張って曲を完成する事は出来ませんでした。また、ジャズを演奏する楽しさも感じませんでした。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。また次回、ぜひ参加をさせてください。頑張ります!
演奏曲:Billy's Bounce、Stella by Starlight、My Favorite Things 

※高石 龍さん
今日のセッションでは、「枯葉」などスタンダード曲を弾かせていただきました。
「枯葉」は、もう十数年前になりますが、稲森先生にレッスンしていただいた曲のひとつです。
先生の教科書「Improvisation Workshop」(CD付)でも勉強させていただきましたが、春山ビルの教室で先生にさらに多くのボキャブラリーや、背景にあるコード・スケール・機能との関係も教えていただきました。
今日は先生のピアノの音色やアドヴァイスを懐かしく思い出しながら演奏させていただきました。
素敵なメンバーともお会いでき、楽しい一日になりました。 
演奏曲:枯葉、All The Things You Are

※茂木千加子
ご参加の方々の演奏を聞きながらさまざまなアイディアにふれ、楽しく刺激的な時間でした。
また、藍澤さんからは楽譜の書き方についてアドバイスをいただきました。
皆さん、持参したリードシートで藍沢さんと打ち合わせをしますが、まずは自分の意図がベーシストに明瞭に伝わる楽譜でなければなりません。
私の場合、今回は構成が少々複雑な曲もあったので、どのように楽譜をまとめるか、客観的に見直す必要を強く感じました。
演奏曲:Just In Time、Smoke Gets In Your Eyes

2025.8.17 勉強会2025/08/19 11:22

今回の勉強会は、2025年8月17日20時から、Zoomで開催しました。
勉強会は支部、センター教室の方たちが集まり、交代で3か月ごとに研究したテーマを発表しています。
今回は伊藤幸治さん、深町善久さん、間島佳代子さんが参加し、茂木がImprovisation Worksop Duke Ellington から「Take The 'A'Train」を取り上げ、次のような内容について考察しました。

・このアレンジの構成と稲森康利先生によるハーモニゼーション
・イントロのコード進行「Ⅱ7-Ⅰ」について
・Ⅱ7に使用するスケールとその理論的な背景

次回は11月に行う予定です。

茂木千加子

九州支部 Workshop vol.22025/05/31 16:01

5月24日(土)14時から九州支部第2回ワークショップを飯塚市B-spotにて開催しました。
今回は、会員木下さんと上野さんそして私の3名と、サポートに当会理事であった松宮先生の息子さんでドラムの央さんとベースの田代さんの2名、またセッション参加者として4名(Sax⑴,Dr(1),Vo.(2))の計9名で行われました。

九州支部Workshop2チラシ

木下さんの講義では、稲森先生が尊敬されていた武満徹さんの楽曲「3月のうた」を題材とし、これは映画<最後の審判> の主題歌で画中でジャズバラードとして流れている曲です。これを木下さんが更にアレンジし詳細資料のもと分析・解説がなされました。
アドリブ部では稲森先生のフレーズ他も使われ素晴らしいアレンジがなされ、解説後にはそれを使ったトリオ演奏が聴けました。

木下さんは稲森先生から直接レッスンを受けられた方で、レッスンの中で先生から「覚えたフレーズは、とにかく使うことだね(編曲や練習・演奏等いろんなことで)。そうしないとアドリブする時に出てこないから」とよく仰っていたとの事です。

その後、会員による”課題曲(Moritat)"と"自由曲"の2曲を各自演奏しました。
特に上野さんの課題曲演奏では、曲自体が単調であるためBb-B-Cと転調され興味深い演奏でした。「前回もそうだったが、課題曲があると演奏者によって違う解釈だったり工夫がみえて刺激になる」との感想もあり、課題曲に対し色んな視点で考えられる力をつけ、今後もそれを情報共有しレベルアップしていきたいものです。
九州ws2

その後、セッションとなり有意義な時間を過ごす事が出来ました。

(九州支部長 深町善久)