[Jazz on Youtube]“Herbie Hancock~Watermelon Man” ― 2011/01/17 10:50
ハービー・ハンコック “Watermelon Man”
http://www.youtube.com/watch?v=dowhfQ0Fkns&feature=player_embedded
現代のジャズ界でもっとも存在感を保ち王者の風格を持つのが、ハービー・ハンコックです。常に時代を先取りし、ジャズの動向の舵取りをしてきました。今回は彼の名をブレイクさせた“Watermelon Man”のプロモーションビデオらしきものをお見せします。
1940年4月12日、イリノイ州シカゴで生まれた彼は7歳でピアノレッスンを始め、なんと11歳でシカゴ交響楽団と共演しています。ジャズは高校時代に始め、大学では音楽と電子工学の二つの分野で博士号も取得しているインテリです。20歳でドナルド・バードに見出され、プロとしてキャリアをスタートしました。
1962年に初アルバム“Takin’ Off”をリリース。収録された“Watermelon Man”は、大ヒットし彼の名を知らしめました。翌年にはマイルス・ディヴィスに抜擢され、約5年間にわたり彼のグループに在籍します。この間に代表作”Maiden Voyage”(処女航海 1965年)などを発表。1973年には世間を騒がせたアルバム”Head Hunters"を発表。エレキトリックなサウンドで、ジャズの枠を広げました。1976年にはウエイン・ショーター、トニー・ウィリアムス、フレディ・ハバードらと"V.S.O.P.クインテット”を結成し、世界ツアーを成功させます。1983年のアルバム”Future Shock"では、ヒップホップを取り入れ、クラブ・ミュージックに大きな影響を与えました。1986年には映画『Round Midnight』の音楽監督を務め、アカデミー作曲賞を獲得しています。1998年にはジョージ・ガーシュウィン生誕100年を記念し”Gershwin World"、2002年にはジョン・コルトレーンの生誕75年を記念した”Directions in Music"を発表。2008年にはジョニ・ミッチェルへのオマージュ”River: The Joni Letters"で43年ぶりのジャズでのグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞しています。1983年から11回ものグラミー賞を手にしており、まさにジャズ界の巨人です。
ハービー・ハンコックの弾く姿は完璧にちかいのではないでしょうか?彼の手の動きは無駄がなく、姿勢にも風格があります。プライベートな感じでラフに”Watermelon Man"を弾いている姿がちょっと珍しいですね。インタビューにも答えています。訳は以下の通りです。
********************
アフリカン・アメリカンとしての自分自身の経験に基づいた曲を書こうとしていたんだけれど、ご存知のとおり僕はシカゴ生まれだし、刑務所に入った経験もなければ綿をつんだりした経験もない。ただ自分のバックグラウンドにあるキャラクターについてなら書けるかもと思ったんだ。そこで僕は考えた。僕のバックグラウンドの中で、誰が最もエスニックな存在だろうと。それがスイカ売りだったんだ。それがどれだけスライスしたものだろうが、僕自身は育てたことがなかろうが。
最初は、スイカ売りの呼び声のことを考えていた。「スイカ~、スイカ~、真っ赤でおいしいスイカ~」。ただこれはあまりメロディックに聞こえない。では裏口でスイカ売りに呼びかける女性はどうだろう。
「ヘーイ、スイカ屋さん!」
ワーオ。
「ヘーイ、ウォーターメロンマン!」
こうやって、メロディーが始まったんだ。」
(訳:MARKA)
*******************
池田みどり
http://www.youtube.com/watch?v=dowhfQ0Fkns&feature=player_embedded
現代のジャズ界でもっとも存在感を保ち王者の風格を持つのが、ハービー・ハンコックです。常に時代を先取りし、ジャズの動向の舵取りをしてきました。今回は彼の名をブレイクさせた“Watermelon Man”のプロモーションビデオらしきものをお見せします。
1940年4月12日、イリノイ州シカゴで生まれた彼は7歳でピアノレッスンを始め、なんと11歳でシカゴ交響楽団と共演しています。ジャズは高校時代に始め、大学では音楽と電子工学の二つの分野で博士号も取得しているインテリです。20歳でドナルド・バードに見出され、プロとしてキャリアをスタートしました。
1962年に初アルバム“Takin’ Off”をリリース。収録された“Watermelon Man”は、大ヒットし彼の名を知らしめました。翌年にはマイルス・ディヴィスに抜擢され、約5年間にわたり彼のグループに在籍します。この間に代表作”Maiden Voyage”(処女航海 1965年)などを発表。1973年には世間を騒がせたアルバム”Head Hunters"を発表。エレキトリックなサウンドで、ジャズの枠を広げました。1976年にはウエイン・ショーター、トニー・ウィリアムス、フレディ・ハバードらと"V.S.O.P.クインテット”を結成し、世界ツアーを成功させます。1983年のアルバム”Future Shock"では、ヒップホップを取り入れ、クラブ・ミュージックに大きな影響を与えました。1986年には映画『Round Midnight』の音楽監督を務め、アカデミー作曲賞を獲得しています。1998年にはジョージ・ガーシュウィン生誕100年を記念し”Gershwin World"、2002年にはジョン・コルトレーンの生誕75年を記念した”Directions in Music"を発表。2008年にはジョニ・ミッチェルへのオマージュ”River: The Joni Letters"で43年ぶりのジャズでのグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞しています。1983年から11回ものグラミー賞を手にしており、まさにジャズ界の巨人です。
ハービー・ハンコックの弾く姿は完璧にちかいのではないでしょうか?彼の手の動きは無駄がなく、姿勢にも風格があります。プライベートな感じでラフに”Watermelon Man"を弾いている姿がちょっと珍しいですね。インタビューにも答えています。訳は以下の通りです。
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アフリカン・アメリカンとしての自分自身の経験に基づいた曲を書こうとしていたんだけれど、ご存知のとおり僕はシカゴ生まれだし、刑務所に入った経験もなければ綿をつんだりした経験もない。ただ自分のバックグラウンドにあるキャラクターについてなら書けるかもと思ったんだ。そこで僕は考えた。僕のバックグラウンドの中で、誰が最もエスニックな存在だろうと。それがスイカ売りだったんだ。それがどれだけスライスしたものだろうが、僕自身は育てたことがなかろうが。
最初は、スイカ売りの呼び声のことを考えていた。「スイカ~、スイカ~、真っ赤でおいしいスイカ~」。ただこれはあまりメロディックに聞こえない。では裏口でスイカ売りに呼びかける女性はどうだろう。
「ヘーイ、スイカ屋さん!」
ワーオ。
「ヘーイ、ウォーターメロンマン!」
こうやって、メロディーが始まったんだ。」
(訳:MARKA)
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池田みどり
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