九州支部 第1回ワークショップ2024/10/31 10:21

1026()、イナモリ・メソッド研究会九州支部による第1回ワークショップが、飯塚市のB-spotにて開催されました。
 松宮敬先生もこの日を楽しみにされていましたが、102日(水)ご逝去され、会員やゆかりのある方々で松宮先生を偲ぶ集いとなりました。

九州支部ちらし

ワークショップのテーマは『Blues』。はじめに、九州支部長の深町善久さんが、会員向けにBluesについての講義を行い、その後、ライブ&セッションとして、課題曲‟Blue Monk”と自由曲の計2曲を会員が弾き、続いて非会員の方も参加されるという流れでした。
 深町さんの講義は、「Bluesの歴史」、「コード進行」、「Phrase 特徴」、「Backing Voicing」、「演奏の実際」、そして「まとめ」の計6つの項目からなるご本人作成の資料をもとに進められました。
 Bluesを本質から理解し演奏する上での重要なポイントについて、先ずはその歴史をたどり、コード進行表や実際の譜例なども多数挙げながら詳しく解説いただきました。今後ぜひ自分の演奏にも取り入れ活かしていきたい、内容濃い講義でした。

九州支部ライブ

充実した講義の時間が終わって、次はライブ&セッション。”Blue Monk”の演奏では、冒頭のテーマ数小節だけでも、演奏者から紡ぎ出される音の世界が、それぞれにとても個性溢れており、ワクワクしながら聴かせていただきました。

 私は個人的にジャズ初心者で、人前で弾くにはまだ技量不足と思い、当初は見学のみを予定していましたが、知人から、「そんなに素敵な会があるのに、なぜ弾かないの?一体いつ上達するの?」と言われ、しばらく悩んだ末に予定変更、一大決心をしてこの場に臨みました。
 不安と緊張の中、トップバッターで‟Blue Monk”をどうにか弾き終え自分の席に戻ると、聴いておられた方がそばに来られて、「松宮先生の音みたいだったよ。心の音色をこれからも大切にね。」と言われたのでビックリしましたが、嬉しかったです。背中を押してくれた知人に感謝です。

ライブ&セッションのサポートをいただきましたドラムの松宮央さん(松宮敬先生の息子さん)とベースの田代伸夫さんには、長時間、大変お世話になりました。松宮先生も、息子さんがイナモリ・メソッド研究会で演奏されているご様子を、きっと喜んでご覧になられていたことでしょう。
 またセッション後半では、B-spotのマスターとスタッフの方も参加され、一層盛り上がりました。研究会の活動をいつもあたたかく見守っていただき、ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願い致します。

【ワークショップ参加者:計19名】
・研究会会員:6名 
 深町善久、木下進、内田ゆみこ、井戸ひろみ、上野いずみ、大北絵三子(敬称略)
・セッション参加者:8名
・一般:5名(大人3名 子供2名)

 

リポート:大北絵三子

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