「星に願いを」楽曲分析 勉強会レポート ― 2026/10/14 18:04
「星に願いを」楽曲分析 勉強会レポート
1. 勉強会の概要
• テーマ:『Play The Jazz Piano VOL.1』より「星に願いを(When You Wish Upon A Star)」楽曲分析
• 講師:阪田 敦子(Inamori Method研究会 大阪センター教室)
• 開催日:2026年9月24日
2. 楽曲分析の主なポイント
① テンション リゾルブ
• メロディやコードにおけるテンションの解決(リゾルブ)の仕組みを解説。
• 9thからルートへの移行など、スムーズで美しい声部連結のプロセスを確認しました。
② 4thコード
• モダンな響きを生み出す「4thコード」の構造と、楽曲内での効果的な取り入れ方を分析。
• コード進行の中に4thインターバルを構築することで、洗練されたジャズのボイシングを実現しています。
③ ドミナント ペダル
• 低音を維持しながら上部でハーモニーを展開する「ドミナント ペダル」の手法を解説。
• 曲の展開において緊張感を生み出し、解決への期待感を高めるアプローチを 学びました。
④ リハモニゼーション
• 原曲のコード進行に独自の解釈を加え、よりドラマチックで豊かなハーモニー へと再構築するリハモニゼーションの手法を確認。
⑤ リディアンスケールを用いたエンディングの手法
• クラシックの巨人が愛した「響きのレイヤリング(土台の音と色彩を加える音の分離)」の美学をジャズに応用。
• 稲森康利氏の卓越したアプローチにより、Fリディアンスケールの響きを解体・再構築し、神秘的な浮遊感を持つ美しいエンディングをつくり上げています。
3. まとめ
本勉強会では、ポピュラーな名曲「星に願いを」を題材に、イナモリ・メソッドに基づく 高度なハーモニー理論と実践的なアレンジ手法を深く掘り下げました。
テンションの処理や4thコード、リディアンスケールを活用したエンディングなど、クラシックの美学とジャズの先進性が融合した鮮やかなアプローチを学ぶ充実したセッションとなりました。
レポート:阪田敦子
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