九州支部 Workshop vol.2 ― 2025/05/31 16:01
5月24日(土)14時から九州支部第2回ワークショップを飯塚市B-spotにて開催しました。
今回は、会員木下さんと上野さんそして私の3名と、サポートに当会理事であった松宮先生の息子さんでドラムの央さんとベースの田代さんの2名、またセッション参加者として4名(Sax⑴,Dr(1),Vo.(2))の計9名で行われました。

木下さんの講義では、稲森先生が尊敬されていた武満徹さんの楽曲「3月のうた」を題材とし、これは映画<最後の審判> の主題歌で画中でジャズバラードとして流れている曲です。これを木下さんが更にアレンジし詳細資料のもと分析・解説がなされました。
アドリブ部では稲森先生のフレーズ他も使われ素晴らしいアレンジがなされ、解説後にはそれを使ったトリオ演奏が聴けました。
木下さんは稲森先生から直接レッスンを受けられた方で、レッスンの中で先生から「覚えたフレーズは、とにかく使うことだね(編曲や練習・演奏等いろんなことで)。そうしないとアドリブする時に出てこないから」とよく仰っていたとの事です。
その後、会員による”課題曲(Moritat)"と"自由曲"の2曲を各自演奏しました。
特に上野さんの課題曲演奏では、曲自体が単調であるためBb-B-Cと転調され興味深い演奏でした。「前回もそうだったが、課題曲があると演奏者によって違う解釈だったり工夫がみえて刺激になる」との感想もあり、課題曲に対し色んな視点で考えられる力をつけ、今後もそれを情報共有しレベルアップしていきたいものです。

その後、セッションとなり有意義な時間を過ごす事が出来ました。
(九州支部長 深町善久)
※当日使用した「3月の歌」のアレンジと詳細資料をご希望の方は下記へご連絡ください。
九州支部 深町善久
fukamachipf@gmail.com
fukamachipf@gmail.com
表現法講座第5回 ― 2025/05/20 11:54
表現法講座第5回総合偏を5月11日(日)15時30分からZoomで開催しました。
昨年9月より行ってきた表現法講座ですが、今回は最終回なので稲森訓敏先生に今まで学習した内容をまとめてもう一度、解説していただきました。
①フレージング表紙の訂正
②3つのアクセント
③ニュアンス(強弱と抑揚ライン)
リードシート奏法②より「モア」を取り上げ、上記の内容をピアノの音で確認しながら進めました。稲森訓敏先生は大病された後、右手が不自由になられたため、ピアノ演奏は茂木が務めました。
後半は、第1回から受講された2名の方が、各々リードシート奏法①②から選んだ「ミスターロンリー」と「シェルブールの雨傘」を自らリュシーメソッドで分析し、演奏して先生にご助言をいただきました。緻密で繊細な楽曲理解を要する高度なご指摘でした。感覚的な処理でおわらずに、学習した内容を活用してさらに磨きをかけ魅力的な演奏に仕上げたいものです。
東京本部室長 茂木千加子
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「リードシート奏法①②」(稲森康利著)は、クラシックピアノを勉強してきた方たちが、コードとメロディーだけの一段譜(リードシート)で演奏できるようになるための教本です。演奏の仕事にも即、使える内容で、おしゃれなエンディングやデッドスポットも掲載されています。
「リードシート奏法①」
「リードシート奏法②」
レポート
第1回表現法講座
第2回表現法講座
リュシーメソッドについて
リュシーメソッド第2回公開講座(2018年)
リュシーメソッド第3回公開講座 (2018年)
表現法講座第4回 ― 2025/02/24 16:23
表現法講座 第4回
ポピュラーピアノにおける効果的なメロディーの歌い方
ーリュシーメソッドの表現法則を用いてー
ポピュラーピアノにおける効果的なメロディーの歌い方
ーリュシーメソッドの表現法則を用いてー
稲森訓敏(いなもりのりとし)先生による表現法Zoom講座 第4回は、2月23日(日)15時30分から開催しました。
今回のテーマは次の2つ。
・パセティック・アクセント
本来の調やアクセントの規則性を破壊する音で、強いアクセントをもつ。
・ニュアンス
フレーズの構造によって生じる強弱。
この講座で使用している教本「リードシート奏法①②」には、オリジナル譜がリードシートの形で掲載されています。この中から「パセティックアクセント」や「ニュアンス」の事象がみられる曲を選び、実際にピアノで音を出して確認しました。今回は茂木がピアノを担当しました。
クラシックと違って、ポピュラーピアノはオリジナル譜どおりには演奏されないことが多々あります。「リードシート奏法①②」には、著者、稲森康利先生によりポピュラーピアノスタイルでよく行われる形を示した譜例も掲載されています。
しかし今回の講座では、オリジナル譜から読み取れる音の事象に焦点をあて、先生に説明していただきました。
次回は、今まで4回にわたり学んだ内容をまとめ、実際に曲に応用します。
日程が決まりましたらお知らせします。ぜひご参加ください。
<受講者の感想>
今回の内容は、前回までの3回に比べとてもわかりやすく、心に入ってきた。
明日からさっそく意識して演奏しようと思った。
ピアノ演奏も(説明にそって)わかりやすく弾いていただいた。
レポート:茂木千加子(東京本部)
◆「ポピュラーピアノにおける効果的なメロディーの歌い方講座」
第1回から第4回までの録画・資料をお届けします。
ご希望の方は研究会にご連絡ください。4回分3,300円(税込)
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リードシート奏法①②(稲森康利著)は、クラシックピアノを勉強してきた方たちが、コードとメロディーだけの一段譜(リードシート)で演奏できるようになるための教本です。演奏の仕事にも即、使えるおしゃれなエンディングやデッドスポットも掲載されています。
「リードシート奏法①」
「リードシート奏法②」
レポート
第1回表現法講座
第2回表現法講座
第3回現法講座
リュシーメソッドについて
リュシーメソッド第2回公開講座(2018年)
リュシーメソッド第3回公開講座 (2018年)
表現法講座 第3回 ― 2025/01/27 23:44
表現法講座 第3回
ポピュラーピアノにおける効果的なメロディーの歌い方
ーリュシーメソッドの表現法則を用いてー
ポピュラーピアノにおける効果的なメロディーの歌い方
ーリュシーメソッドの表現法則を用いてー
1月26日(日)15時30分から稲森訓敏先生によるZoom講座が開かれました。
今回の主なテーマは、フレーズの構造です。
・フレーズの重心となる音について。
・フレーズの始めの形、3種類。
・フレーズの終わりの形、2種類とそのバリエーション。
先生は、最初に「リズム」の定義について説明されました。
リュシーメソッドはクラシック音楽の理論なので、「リズム」という用語はボサノバのリズム、ロックのリズムといった通常われわれが考えるリズムとは異なっています。モーツアルトのRondoの譜例を取り上げ、この曲の場合2小節ずつの塊りがあり、accel.とrit.(動いて止まる)を繰り返していること、リュシーメソッドではそれをリズムと呼ぶという説明がありました。譜面上では、われわれがフレーズと呼ぶ塊りとほとんど同義です。
◆「リズム(フレーズ)には、重心(柱)となる音(イクタス)があり、それは必ず強拍にある。演奏上これをしっかりとらえることが重要。
◆フレーズの最初は、強迫リズム、弱拍リズム(アウフタクト)、無頭リズム3種類の形があること。
◆フレーズの最後は、男性リズム、女性リズムがあり、女性終止にはバリエーションがあること。
これらについて、先生が「リードシート奏法①②」から「恋はフェニックス」「この世の果てまで」「コンドルは飛んでいく」「モア」「世界一周」の5曲を選び、それぞれ実例を示して説明されました。説明された部分を間島佳代子さんがピアノで演奏しました。
最後に、今回の内容に基づき、受講者各自が実際にフレージングを試みました。Zoom講座のため、全員の答え合わせは難しいので、私(茂木)がピアノで音を出しながら答えと疑問点を示し、先生に説明していただきました。
課題は3曲ありましたが、予定時間をだいぶ超えてしまったため「シャングリラ」と「愛の誓い(Till)」の2曲のみ行いました。
この課題は、なかなか難しい部分があり、答は一つではない箇所もありました。この場合、どのように演奏するかは演奏者が判断することになります。
第1回から受講している方からは、漠然としていたことがはっきりと理解できた。リュシーメソッドの教本「音楽のリズム」(中央アート出版社)を入手してじっくり読みたいという声がありました。
一方、今回(第3回)は、難しかったという感想もありました。問題の存在を知ることが第1歩。いろいろな曲を知り、経験を積み重ねましょう。
次回、第4回のテーマは、強弱とパセティックアクセントです。
(パセティックアクセントとは、強いアクセントで、本来の調やアクセントの規則性を破壊する音。)
2月23日(日)15時30分からzoomで行います。
参加ご希望の方は下記へご連絡ください。
メール inamorimethod@gmail.com
電話 070-5550-6737
レポート:茂木千加子(東京本部)
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リードシート奏法①②(稲森康利著)は、クラシックピアノを勉強してきた方たちが、コードとメロディーだけの一段譜(リードシート)で演奏できるようになるための教本です。
「リードシート奏法①」
「リードシート奏法②」
第1回表現法講座
第2回表現法講座
リュシーメソッドについて
藍沢栄治さんとセッション! ― 2024/12/25 12:05
藍沢栄治さんとセッション!
12月22日(日)14時30分より、イナモリメソッド研究会東京本部スタジオにベーシストの藍沢栄治さんをお迎えしセッションを行いました。
藍沢さんはイナモリメソッドの教材に添付されている音源のすべてでベースを演奏されています。また、毎年開かれた稲森康利先生の教室発表会もベーシストはいつも藍沢さんでした。
12月になってインフルやコロナが流行る中、やはりコロナによる欠席者も出て、今回の参加者は小学生を含む5名でした。ほとんどの人がこういう場に参加するのは初めてでしたが、「ブルースは基本だからね。」「よかったよ!」など藍澤さんが優しく声掛けしてくださったのでほっとしたようです。いつもは教材のマイナスワンで練習しているため、「間近でベースの響きを聴き、感動した」という声も聞かれました。
