「Inside Outside」第4回2010/05/11 22:10

稲森康利ジャズ講座
「Inside Outside」第4回目(5月9日)を受講して

5月9日、東京の最高気温は26.6度という暑い一日でした。でも気分は春。頭もノンビリAndanteで動いている状態に加えてこの夏日。講座がしっかり頭に入るかどうか心配でしたが(勿論、冷房は程よく入れてくださっていました)、講座が始まると頭はフル回転せざるを得ませんでした。でも多分、脳は少し興奮して喜んでいる様に思えました。

今回は正に刺激を伴った心地よさをもたらす「Out」が前回に続き更に多様化した方法で表現されていました。と同時に当然の事ながらOutする為に必要なテクニックとして身につけておかなければいけない練習課題も出てきました。
今回のポイントの一つであるモチーフのシークエンスには、次の3通りを12のkeyで移調する練習が欠かせないものと思います。
①Ⅱ-Ⅴのフレーズ②ダイアトニックのフレーズ③ペンタトニックのフレーズ
これらにポリリズムが加わったフレーズはとても魅力的でした。

バップスケールを用いたフレーズも出てきました。ジャズの歴史を担っているこの手法を編み出し、広めたミュージシャンの偉大さを思わずにはいられません。

Outの方法として、他にはアッパーストラクチャートライアドの技法、モチーフを半音上行または半音ダウンする方法、等等、とに角、前回にも増してひとつとして見落とす事は出来ない大事なフレーズの数々でした。そして思う事は、この素晴らしい「Inside Outside」を学ぶ事ができる幸運。この本を見出し教えお導き下さる稲森先生に深く感謝致します。ありがとうござました。
(文:山口万弥)

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