リードシート奏法ポピュラーピアノ上級編」第3回勉強会 ― 2010/12/09 11:15
間島佳代子ポピュラー・ジャズピアノ教室(伊那市)
第3回勉強会レポート
間島佳代子ポピュラージャズピアノ教室では、「リードシート奏法 ポピュラーピアノ上級編 アルペジオと転調の技法」を教材に3回目の勉強会を行いました。(全3回)
教材に沿って、2ndコーラスの技法として、アルペジオ奏法・転調と扱い、今回は6度(3度)の重音奏を扱いました。この弾き方は、メロディーを6度や3度で弾くもので、一見単純・明快ですが、特に6度は弾いてみるとなかなか難しいものです。即興的に弾けるようになるまでにはかなりの練習を要することでしょう。しかし、そういった努力が必要なことは言うまでもないことですから、弾き続けるしかありません。練習課題の「白い恋人たち」(フランシス・レイ)と「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(ボート・ハワード)は、6度(3度)の重音奏が本当に美しくはまる曲で、それだけで素敵なアレンジが完成します。
さて、前回に引き続き、併せてコード分析も行いました。今回は代理和音について、踏み込んで学びました。例えば、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」で、Deceptive Cadence(仮終止)としてⅠの代理コードの#Ⅳm7(♭5)を置き、最終的に新調へ向かうコード進行など。なんてハイセンスなハーモニーの展開だろう!とハッとします。代理和音、やはり大事ですね。以下受講者のコメントです。
「代理和音を使うことで曲のニュアンスが変わるので面白く感じた。スケールに当てはめるだけ(固有和音だけ)では単純だが、とてもお洒落に変化する様子が分かった」
「色々な技法を知って勉強になった。曲の構成など、考えたことがなかったが、気にかけて聴くようになった。まだ勉強が必要だが、身につけていきたい」
「最初はコードが分からない状態だったが、コードの基本から、曲の構成など色々知ることができ、とても良かった」
「まだ曲をスムーズに弾くことができないが、続けて取り組みます」
「3回目で少しだけ和音分析についていけた(まだまだですが)でも嬉しい。今まで漠然と捉えていたディミニッシュの用法もよくわかった」
「今まで譜面に書かれているものをそのとおり弾くことがほとんどだったので正直難しかった。でもとても素敵で自分ももっと勉強してみたくなった。目標ができた」
3回を通して、楽譜通り弾くやり方ではない、このような奏法に、最初はびっくりされたかもしれませんが、皆さんの、勉強したい、身につけたい、という思いがどんどん強くなっていく様子が伝わってきました。また機会があったら続きを学びたい、というお声もたくさんいただき嬉しく思います。またそういった機会が持てるようにしたいと考えています。
(文:間島佳代子)
第3回勉強会レポート
間島佳代子ポピュラージャズピアノ教室では、「リードシート奏法 ポピュラーピアノ上級編 アルペジオと転調の技法」を教材に3回目の勉強会を行いました。(全3回)
教材に沿って、2ndコーラスの技法として、アルペジオ奏法・転調と扱い、今回は6度(3度)の重音奏を扱いました。この弾き方は、メロディーを6度や3度で弾くもので、一見単純・明快ですが、特に6度は弾いてみるとなかなか難しいものです。即興的に弾けるようになるまでにはかなりの練習を要することでしょう。しかし、そういった努力が必要なことは言うまでもないことですから、弾き続けるしかありません。練習課題の「白い恋人たち」(フランシス・レイ)と「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(ボート・ハワード)は、6度(3度)の重音奏が本当に美しくはまる曲で、それだけで素敵なアレンジが完成します。
さて、前回に引き続き、併せてコード分析も行いました。今回は代理和音について、踏み込んで学びました。例えば、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」で、Deceptive Cadence(仮終止)としてⅠの代理コードの#Ⅳm7(♭5)を置き、最終的に新調へ向かうコード進行など。なんてハイセンスなハーモニーの展開だろう!とハッとします。代理和音、やはり大事ですね。以下受講者のコメントです。
「代理和音を使うことで曲のニュアンスが変わるので面白く感じた。スケールに当てはめるだけ(固有和音だけ)では単純だが、とてもお洒落に変化する様子が分かった」
「色々な技法を知って勉強になった。曲の構成など、考えたことがなかったが、気にかけて聴くようになった。まだ勉強が必要だが、身につけていきたい」
「最初はコードが分からない状態だったが、コードの基本から、曲の構成など色々知ることができ、とても良かった」
「まだ曲をスムーズに弾くことができないが、続けて取り組みます」
「3回目で少しだけ和音分析についていけた(まだまだですが)でも嬉しい。今まで漠然と捉えていたディミニッシュの用法もよくわかった」
「今まで譜面に書かれているものをそのとおり弾くことがほとんどだったので正直難しかった。でもとても素敵で自分ももっと勉強してみたくなった。目標ができた」
3回を通して、楽譜通り弾くやり方ではない、このような奏法に、最初はびっくりされたかもしれませんが、皆さんの、勉強したい、身につけたい、という思いがどんどん強くなっていく様子が伝わってきました。また機会があったら続きを学びたい、というお声もたくさんいただき嬉しく思います。またそういった機会が持てるようにしたいと考えています。
(文:間島佳代子)
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